第25回アートフィルム・フェスティバル 愛知芸術文化センターで開催

アートフィルム・フェスティバル 見る・観る

第25回アートフィルム・フェスティバル 愛知芸術文化センターで開催

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ドキュメンタリーやフィクションなど、従来のジャンル区分を越えて、独自の視点からプログラムを構成する特集上映会「アートフィルム・フェスティバル」が、愛知芸術文化センターで開催されます。

実験映画やビデオ・アート、ドキュメンタリー、フィクションなど従来のジャンルを越えた独自プログラムで構成する映像作品の特集上映会「第25回アートフィルム・フェスティバル」が2021年10月20〜31日、名古屋・栄の愛知芸術文化センター12階アートスペースAで催される。 主催は愛知県美術館。入場無料。

昨年度、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため開催を見送ったことから、開催は2年ぶりとなります。

特集テーマは、音声表現の魅力を持つ映画の系譜をたどる「映画の声を聴く」。

2021年のアートフィルム・フェスティバル

2021年は“映画の声を聴く”をテーマに、ジョナス・メカスやクリス・マルケルらから、章梦奇(ジャン・モンチー)など近年注目の作家の作品が紹介され、音声表現の魅力を持つ映画の系譜をたどります。

小特集として、日本における先駆的な映像作家でビデオ・アーティストの一人である出光真子のプログラムや、ドキュメンタリー映画のパイオニアの一人として知られる野田真吉の作品が上映されます。

特に、野田真吉の作品は、完成当時、限られた形でしか上映されていなかったため、今回は極めて貴重な映画鑑賞の機会となっています。

 

第25回アートフィルム・フェスティバル
特集テーマ  映画の声を聴く

「アートフィルム・フェスティバル」は、実験映画やビデオ・アート、ドキュメンタリー、フィクション等、従来のジャンル区分を越えて、独自の視点からプログラムを構成する特集上映会です。

特集テーマは「映画の声を聴く」。1895年に誕生した映画は、音声を伴わないサイレントの表現として始まりました。今日私たちが親しんでいる、映像と音がシンクロした映画が成立するのは1930年代以降ですが、まだサイレント映画の1920年代に、映画は既に第一の黄金時代を迎えています。そのため映画ファンの中には、音声をあまり重視しない向きもありますが、一方でジョナス・メカスの日記映画やクリス・マルケルのエッセイ・フィルムのように、極めて独特で印象的なナレーションの作品もまた存在します。彼らから章梦奇(ジャン・モンチー)ら近年の注目すべき作家までを取り上げ、音声表現の魅力を持つ映画の系譜をたどります。

第25回アートフィルム・フェスティバル 小特集

また小特集として、令和元年度に愛知県美術館が『アニムス Part1』『同 Part2』(1982年)を収蔵した、日本における先駆的な映像作家でビデオ・アーティストの一人である出光真子のプログラムや、戦中から1990年代までドキュメンタリーの分野で活動した野田真吉が、名古屋在住の画家・水谷勇夫の「凍結絵画」制作の過程を記録した『水谷勇夫の十界彷徨』(1984年)を上映します。本作品は完成当時、限られた形でしか上映されておらず、極めて貴重な鑑賞機会となるでしょう。

第25回アートフィルム・フェスティバル 見どころ

小特集1 水谷勇夫の映像世界

愛知を拠点に活動した画家・水谷勇夫(1922-2005年)は、美術に留まらず、公演芸術や映画、民俗学研究など、複数の領域と関わりを持つ、マルチ・アーティスト的存在でした。昨年、当館で「小企画 水谷勇夫と舞踏」展を行い、土方巽、大野一雄らの舞踏家との交流にフォーカスしました。本上映会では、日本におけるドキュメンタリー映画のパイオニアの一人で『マリン・スノー──石油の起源』(1960年)などの作品 で知られる野田真吉(1911-1993年)が監督した、『水谷勇夫の十界彷徨』(1984年)に焦点を当てます。当時、水谷が試みていた「凍結絵画」の制作過程を記録した本作は、映画完成の年に開催された「水谷勇夫展 十界之内 蠅と食卓」(於:日本画廊、東京)で上映されました。その後は正確な記録がないため不明ですが、ほとんど上映されておらず、本上映会は貴重な鑑賞機会となるでしょう。本編に使われなかった「アウトテイク」の上映や、水谷勇夫のご子息でアーティストの水谷イズルを招き講演を行い、この作品の謎に迫ります。

小特集1 水谷勇夫の映像世界

野田真吉『水谷勇夫の十界彷徨』(1984年)制作風景 (野田監督は右から3人目。写真提供:水谷イズル)

小特集2 出光真子の実験映画とビデオ・アート​

令和元年度に当館が『アニムス Part1』『同 Part2』(1982年)を収蔵した出光真子は、日本における先駆的な映像作家でビデオ・アーティストの一人として評価されています。彼女は、実験映画では繊細な感性で光をとらえた美しい映像が、ビデオ・アートでは画面内にモニターを設置し、登場人物とモニター内の映像が相互に関連づけられる独自の「マコ・スタイル」と呼ばれる表現が知られています。しかし彼女の映像表現は、フィルムとビデオで二つのスタイルが並走していたとは言い切れず、フィルム作品『At Any Place 4 ヨネヤマ・ママコ「主婦のタンゴ」より』(1978年)が、人物を合成する手法において『アニムス』との関連を見せるといった、 相互的な関係を認められるのです。本プログラムが、フィルムとビデオの垣根を越えた、新しい作家像を見出す契機となれば幸いです。なお当センターでの出光作品のまとまった上映は、開館記念事業の上映会「家族の映像」(1992年)以来となります。

第25回アートフィルム・フェスティバル 愛知芸術文化センターで開催

出光真子『アニムス Part1』1982年

名称 第25回アートフィルム・フェスティバル
(アートフィルム フェスティバル)
所在地 〒461 - 8525 愛知県名古屋市東区東桜1-13-2
開催期間 2021年10月20日~31日  上映時間は日により異なる
※10月25日は休館
開催場所 名古屋市 愛知芸術文化センター 12階アートスペースA
交通アクセス 地下鉄東山線「栄駅」から徒歩5分
主催 愛知県美術館
料金 入場無料
問合せ先 愛知県美術館 052-971-5511
ホームページ https://www-art.aac.pref.aichi.jp/exhibition/000330.html

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出典:愛知県美術館 第25回アートフィルム・フェスティバル 10月20-31日│OutermostNAGOYA 名古屋×アート、舞台、映像…

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