名古屋のランドマークとして愛される「名古屋テレビ塔」

久屋大通の中央に立つ名古屋テレビ塔は、栄のランドマークであり名古屋のシンボルです。1954年に建てられて以来、ずっと名古屋の街と人々を見守ってきました。エッフェル塔と呼ぶ人もいます。
180mの高さがあり、地上90mのところにスカイデッキという展望台が、100mのところには屋外のスカイバルコニーがあります。30mのところには結婚式や各種イベントが開催できるバンケットがあり、1階にはおしゃれなカフェもあります。
1954年のNHK名古屋放送局の放送を皮切りにテレビ放送の歴史的役割を果たしてきましたが、地デジ放送の電波は瀬戸デジタルタワーに譲り、今はスマートフォンのためのマルチメディア放送の電波を送っています。
映画にもたびたび登場しており、ゴジラに尻尾をぶつけられ、バトラに角でつかれ、キングギドラの翼が直撃して3回壊されています。また「大日本人」にも登場しました。
夜の名古屋テレビ塔は、2014年にほどこされた1万1千個のLED電球による「煌(きらめき)」というライトアップや、久屋大通公園からの光線で美しく輝いています。スカイデッキからの夜景は、オアシス21、名古屋の街並み、御嶽山や伊勢湾まで見渡せて、日本夜景遺産にも認定されています。
初日の出の際には早朝にスカイデッキが解放され、夏には地上の屋外でビヤガーデン、またクリスマスシーズンには夜景の展望にも技術を駆使した工夫が凝らされます。