浮気調査の最後は「調査報告」です。
報告の仕方は、調査書と映像資料の2種類であることがほとんどでしょう。
今回は、浮気調査を無事に終えたあとの「調査報告」についてお話しします。
最初の調査報告は調査終了日
浮気調査は、限られた期間や日の中で行われます。
そのため、最初の調査報告は調査期間の最終日に電話で簡単に行われることが多いようです。
電話では、客観的な事実だけが伝えらえます。
例えば、男性の素行調査をしていた場合は
「駅で30代くらいの女性と合流して車で温泉宿に入りました。3時間たっても出てきませんでした。」
のように、事実だけが淡々と伝えらえます。
「浮気していたと思います」や「仲よさそうに見えました」のような感想は、依頼者の心を揺さぶる可能性があるため電話報告では言わないことが多いでしょう。
そして、大まかな報告を口頭でしたら、後日探偵と依頼者が会って報告書を受け取り、映像の確認を行います。
映像の確認は、機材が必要なため、探偵事務所で行われることがほとんどです。
探偵事務所は、有名な探偵事務所であっても支部はマンションの一室であることもあります。
映像の録画時間によって差はありますが、約1時間程度で報告と支払いを終えることになります。
調査書は依頼者向けというより本部向け資料
調査報告は、資料と映像で行われます。
資料は、数枚の紙に調査対象者の基本情報と調査結果が簡単に記入されています。
依頼者側の情報はほとんど書かれません。
探偵事務所は、個人経営の場合もありますが、多くは「本部」があります。
調査報告は、仕事内容報告書としての意味合いもあるため、依頼者からみたら「物足りない」と感じるかもしれません。
紙ベースの資料は「本部提出用の資料」と思って、映像資料に期待したほうがいいでしょう。
調査資料と映像資料は、依頼者ももらって帰ることができます。
探偵は、調査対象者に調査していることがばれないように細心の注意をして調査を行います。
しかし、この「調査報告書」がみつかってしまって、調査対象者に調査をしたことがばれてしまうことが多いのです。
調査報告を受けると「終わった」と思って気が緩んでしまうものですが、調査報告書の保管や管理には十分な注意が必要です。
もしも、証拠資料として使う予定がない場合は、早めに処分してしまったほうがトラブルにならないかもしれません。
映像資料は探偵の解説がポイント
浮気調査は、写真や映像が大切です。
証拠資料の使い方は依頼者に任せられますが、探偵はできるだけ証拠として使えるような映像や資料を残そうと努力してくれます。
しかし映像には探偵の音声や解説は入っていません。
探偵は、カメラをバッグなどに忍び込ませて調査対象に近づいているため、声や音はほとんどありません。
ただし、調査報告のときには映像にあわせて探偵の解説を聞くことができます。
映像から調査対象がはずれたときには「このとき、対象者が近づいてきたためカメラをはずしました」など、現場の雰囲気が伝わってくるような解説を聞くことができます。
探偵は、映像を事前にチェックしているため、長時間の待ち時間映像は飛ばしながら、効率よく解説をしてくれるでしょう。
「いい探偵」は、調査報告の最後に依頼者の気持ちに寄り添う
浮気調査の報告のほとんどは、残念な結果に終わるようです。
女性が依頼者の場合、約80%は結果がクロで終わるという探偵もいます。
調査結果を知った直後は、気持ちが落ち込み感情が高ぶる人もいるでしょう。
「いい探偵」は、調査報告中は淡々と解説を続けますが、報告が終わると依頼者の気持ちに寄り添ってくれるものです。
浮気調査の調査報告は
「クロでした」
「シロでした」
と結果がハッキリとでないこともたくさんあります。
限られた期間の中で、クロシロつけられる証拠をつかむことは意外と難しいことなのです。
しかし、探偵は調査中のちょっとしたことから「なんとなくクロ」「なんとなくシロ」とわかります。
調査報告中のちょっとした言葉の中に、探偵は
- 「クロですよ」
- 「シロですよ」
と依頼者にメッセージを込めているのです。
依頼者は、探偵のやさしい心遣いに気がつき、冷静に調査結果を受け入れましょう。
浮気調査の調査報告は、調査終了日の数日後に行われることが多いようです。
報告を待っている数日間は、依頼者にとって不安な日々になります。
調査報告が、いい結果であっても、悪い結果であっても、事実を受け入れて前を向くことができるといいでしょう。
【参考サイト】